植物性ステロールとステロリンの働きの発見は、過去数年間で著しい発展を遂げました。この成分は、様々な植物に含有される強力なファイトケミカルです。色々な種類のステロールがあり、主要なファイトステロールであるシトステロールもそのうちの一つです。
シトステロールに加え、カンペステロ-ル、シトスタノール、ステイグマステロ-ルがステロールとして一般的に知られています。シトステロールのグルコシドは、シトステロリンとして知られ、植物では通常ステロールと供に存在します。ステロールとステロリンの比率は植物界では5%から10%とされますが、じゃがいも等に見られるように比率の高いものもあります。
ステロールは細胞壁を構成する成分として欠かせないものであり、体内での適切な血清レベルを維持することは、効率の良い免疫システムために必要と考えられています。ステロールとステロリンは種子に多く含有されますが、食品業界によって商品を外見上よりよくする目的で使用されている精製法により、ステロールやステロリンが除去されてしまうため、使い物にならない状態にされてしまっています。
例えば、所謂『冷間圧搾法油』の脂肪分凝結を防ぐために、熱を加えステロールとステロリンを除去し精製します。ステロールとステロリンはT細胞の細胞分裂を促進すると、インビトロやイン‐ビボの研究で証明されています。
Stellenbosch Medical Faculty 大学のパトリック ボーイック教授とチームによって行われ、International?
Journal of Immunopharmacologyに掲載された最近の研究では、自己免疫疾患やその他の慢性の病気の治療に対して新しい試みがなされています。この躍進において、国際的なまた科学的な注目が集まっています。
シトステロールは、リノール酸が多価不飽和脂肪酸へと変換するのを助けます。これは、オメガ6脂肪酸がプロスタグランジンやロイコトリエンへと変換されるために必要なプロセスです。プロスタグランジンやロイコトリエンは、免疫サポートに携わるホルモンの様な成分です。これらの成分は、血小板凝集を減少させることにより血栓ー塞栓性(thrombo-embolic
)病状をやわらげるようサポートし、また炎症性代謝産物の減少を助けます。
シトステロールは、プレグネノロン(プレグネノロンはDHEAへと変化されます)へと変換されます。また、プレグネノロンやその類似成分に由来するホルモンへと変換されます。エストロゲン、プロゲストロン、テストステロン、コルチゾールなどの合成を主につかさどるホルモンであるDHEAの体内での生成は、加齢と供に減少します。
DHEAの生成は70歳までに、20代と比較すると、10%から20%へと減少します。このように、シトステロールサプリメントは、老人の内分泌機能を補助するという多大な可能性があり、それは長寿に関わりがあることを示しています。 |